用語解説
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ローコード・ノーコードとは?活用例やメリット、課題を含めて分かりやすく解説します

ローコードは、アプリの開発・デザインを従来のコードを書いて構築する方法(プロコード)ではなく、直感的なグラフィカルツールを用いて行う手法です(高速アプリケーション開発アプローチ)。プロコードもプロセスの一部に必要ですが、ローコード開発はプロセスや開発時間の短縮が期待できます。

一方、ノーコードは1行のコードも書かずにアプリ開発を行うことを可能にします。ノーコードも高速アプリケーション開発アプローチではありますが、ローコードと違い開発プロセスの100%をビジュアルツールに頼って行います。

昨今よく耳にするこれらの言葉ですが、具体的な活用ケースやメリット、課題を分かりやすく解説します。

ローコード・ノーコード開発を利用すべき理由

ローコード・ノーコード開発は、コーディングの知識がなくても短期間でアプリケーションを構築できる手法です。ビジネスユーザーが自身でシステム編集をスピーディーに行う必要がある企業にとっては特に重要となります。

どのユーザーでも、ドラッグアンドドロップなどのビジュアルツールを使用することで、最小限のコードを行数、もしくはコードなしで必要なソリューションを短期間で作成・デプロイできます。
 

ローコード・ノーコード開発を利用すべき理由

 ここ数年の間でデジタルソリューションの需要が高まる中、企業側ではアプリの構築や要件変更に対応する時間を短縮する必要に迫られています。しかし、社内のITチームでできることが限られているため、ITチーム以外の開発スキルを持たないユーザーでも対応できるローコードやノーコードが必要となっています。

ガートナー社の調査によると、IT部門以外の従業員の平均41%が、データや技術的なソリューションをカスタマイズしたり、構築したりしています。また同社は、2024年までに業務アプリケーション全体の65%がローコード開発により構築されると予測しています。

ローコード・ノーコード開発のメリット

ローコード・ノーコード開発プラットフォームには以下のようなメリットがあります。

*リンク先は英語のみ
 

ローコード・ノーコードの活用例

ローコード・ノーコードの機能はベンダーによって様々ですが、ビジネス用途では一般的に以下のようなエンドツーエンドのソリューションの構築に使用されます。

  • 人事部の社員評価などの事務的なビジネスアプリケーション
  • マーケティング用のランディングページ
  • 発注書の承認に必要な承認ワークフロー
  • 問い合わせなどのデータを収集するためのフォーム

また、ローコード・ノーコードでより多くのカスタムソリューションの開発をサポートし、迅速化も実現できます。

例えば、ローコード・ノーコード機能でカスタマーポータル全体の開発は現実的ではないかもしれませんが、問い合わせフォームやワークフローなどの特定の要素を構築することができます。

ローコード・ノーコードの課題

ローコード・ノーコード開発プラットフォームは使いやすく、どんなユーザーでも開発できるという反面、以下のような課題もあります。

  1. 様々なアプリケーションやソリューションが急増することにより、互いに、もしくは既存のテックスタックと上手く連携できない可能性がある
  2. さまざまなユーザーが構築した結果、異なるソリューション間で統一されたエクスペリエンスがない
  3. カスタムコードが必要になった場合、さらなる複雑性を生む

こうした課題を解決するには、弊社のLiferayのような他ツール・アプリとの連携に強いツールを提供するベンダーと連携する必要があります。

ローコード・ノーコードが自社のビジネスに適切かを判断するには

従来のITチームは、あらゆる業務において依然として重要かつ中心的な存在ですが、ローコード・ノーコードの使いやすいソリューションによって、こうしたチームの多くが経験するバックログを削減することができます。

企業は、ローコード・ノーコードで、自社チームの業務を迅速化・効率化できるかの判断を開始する時に来ています。

大企業向けポータルLiferay DXPの最新バージョンであるLiferay DXP 7.4には、ITチームに依存せずに優れたデジタルエクスペリエンスを実現する新たなローコード機能が追加されています。

Liferay DXP 7.4の詳細な機能についてはこちらをご確認ください。